「さやかー‼ おやすみございまーす! ごはんたべたああー?」
「うん、たべたよー! 『おはようございます』だよー(笑)」
1年間滞在する寄宿学校「モノゴール」で、日本語教室が始まりました。
毎朝9時15分からと夕方5時15分からの1時間、わたしは先生になります。
小学生学級2、中学生学級1、高校生学級1、大人学級1の5学級、計91人が生徒です。
寄宿学校の小中学生のみ対象のはずでしたが、
日本語を勉強したい高校生や地域の大人もいたため、新しい学級が設定されたのです。
年齢層は、なんと10歳から55歳!
英語が通じるかどうかで授業の内容も変わります。
日本の四季のこと、田舎の自然のこと、大都市の高層ビルのこと、私の家族のこと、お刺し身と納豆のこと、大学生活のこと、小学生だったときのこと、東日本大震災のこと、宗教のこと……。
なんでもない話から、毎回たくさん質問を受けます。
わたしは日本語だけでなく、
日本の文化やすてきなところ、
日本人がどんな毎日を送っているか、
子どもたちはどんな生活をしているかなども
たくさん伝えていきたいと思っています。
バングラデシュ南東部のチッタゴン丘陵地帯。
首都から250キロ離れたこの小さな村で、日本でしか使われない日本語は必要なの?
こんな質問をされることがあります。
後日、少し詳しくお伝えしますね。
自分自身にとっても大きな問いなので。
ここはバングラデシュの中でも文化的に多様な地域で、
生徒の民族も母語も様々です。
学校からの帰り道、近所のおばちゃんたちから、
今度は私がお茶屋さんで民族語を吸収する、そんな毎日です。
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