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2013年11月1日金曜日

ロヒンギャ難民。


【今日の1枚 from Bangladesh】

バングラデシュ第二の都市・チッタゴンにて。

都市には物乞いが、そしてストリートチルドレンがたくさんいます。
いつも外国人であるわたしに「マニ―マニー」と子どもがしつこく手を出してくる。
ほんとうに、たくさん。

忙しいときは視界に入らないように、なるべく見ないように、すっと避けて速足で歩く。

けど時間があるときはいつも話しかけてみる。
「トマール バリ コタイ?」(きみの家はどこ?)
って聞くと、少しびっくりして、でも必ず答えてくれる。

「こっからすぐのスラム」みたいな子もいれば、
「○○村。ここからバスで6時間」というような郊外の農村から流れてきている子もいる。

そのあとは、
「きみのなまえは?」
『○○だよーおねえちゃんの名前は?』
「さやかだよ」
『外国からきたの?』と会話が続く。

普段「あっちへ行け」「じゃまだ」としか言われず、
大人に追い払われ殴られるストリートの子どもたちは、
わたしが座って同じ目線で話し始めると
笑顔を見せてたくさん話してくれる。



でも今日のはびっくりした。
隣に座ってしゃべってると、
この少年は『ぼくんちはミャンマー』と言った。

はっとした。これがロヒンギャ難民だ。
ニュースでは知っていた、存在は知っていたロヒンギャ。
でもこうやって、わたしたちのすぐそばで物乞いしてるなんて知らなかった。

ロヒンギャ族はミャンマーのラカイン州からバングラデシュのチッタゴン丘陵に居住する
イスラム教の民族。
仏教徒の国ミャンマーは彼らを国民と認めず、
軍政によって迫害された彼らは難民化。
どこの国の国籍ももてないひとたち。
子どもたちも無国籍。

彼の名前はジョバイ。
2年前に小さなボートでバングラに来たそう。
もちろん1回も学校へは行ったことがなくて、自分が何歳なのかもわからない。
お父さんはおらず、一緒に逃げてきたお母さんと二人暮らし。
ぼくね、ミャンマーの言葉もバングラの言葉も話せるよ!と。

そして『お父さん、お母さんはどこにいるの?』と、
わたしがしたのと同じ質問が返ってきた。
「日本だよ」とわたしが答えると、
『さみしくないの?』と。
故郷から迫害され知らない地にやってきたこの子は、なにを思っているんだろうか。

最後に、
「おなかすいてるんでしょ?何食べる?バナナ?パン?」と聞くと、
ちょっと照れて『ううん、すいてない。いらない。』と。

昨日、今日、明日・・・
小さな体で毎日、炎天下で物乞いとゴミあさり。
いつこの日々に終わりがくるのか知らないで、
同じ毎日を繰り返しているのだろうか。
いつか故郷に帰れるのだろうか。
いつか存在を認めてもらえる日がくるのだろうか。

バイバイしたあとも、
わたしの乗ったバスに小さく手を振っている少年を見ながらそんなことを思った。

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