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2013年4月19日金曜日

世界最大!脅威のバングラNGO

週刊東洋経済 (2013年4月13日号)からの引用です。

昨年の夏に私も首都・ダッカにあるBRACのオフィスを訪れました
いままでのNGOのイメージとはずいぶん違った印象を受けます。

以下、ご参考までに。

■世界最大!脅威のバングラNGO■




世界でNPO・NGO先進国なのが米国と英国。
だが、世界最大のNGOはアジアにある。
バングラデシュのBRAC(バングラデシュ農村振興委員会)だ。

BRACはバングラデシュ独立戦争の後、
インド側から逃れてきた約1000万人の難民を助ける緊急支援活動の組織として、
1972年に設立された。


しだいに貧しい農村の啓蒙・自立促進を行う開発プログラムに傾注。

そして90年代以降、急速な巨大化を遂げた。

現在、常勤職員は約4万5000人。

2011年度の予算規模約540億円は
バングラデシュの国家予算の3%弱にも相当する。

傘下には手工芸品店、養鶏農場、印刷会社など、多数の営利企業を抱え、
首都ダッカで最も高い、2棟の高層ビルを拠点とする。

ケタ外れのNGOだ。


「BRACの飛躍のきっかけとなったのは、
89年に開始したマイクロファイナンス(小口金融)の事業だ」
と語るのは、
長年同国でNGOの活動をしてきた静岡文化芸術大学国際文化学科の下澤嶽教授。



マイクロファイナンスとは、貧しい農民を数人から数十人の班に分け、
連帯責任制を敷いて資金を貸し付ける仕組みだ。

すでに80年代初頭からムハマド・ユヌス氏率いるグラミン銀行が
同事業で成果を上げていたが、あくまで金融機関。
NPO・NGOは金儲けを嫌う風潮が強く、

金融業進出には抵抗が強かった。


BRACもそれまでは、貧しい農民に対し、
資本家からいかに搾取されているかを自覚させる啓蒙活動などを地道に展開していたが、
戦略的にマイクロファイナンスを選択した。
当時のNGO業界には、大きな衝撃だった」(下澤教授)。


この事業は、
高利貸に搾取されていた農民たちが経済的に自立することを可能としたほか、
BRAC自身にも自立をもたらした。

収益を上げることができるようになり、
運営資金の欧米の財団への依存度は、
97%(85年)から24%(11年)にまで、劇的に下がった。




90年代のもう一つの大きな成果が寺子屋事業の展開だ。


貧しく小学校に入れない子どもたちに非公式の初等教育を施すもので、
約4万校あるバングラデシュの学校の半分に当たる2万校もの施設を、
短期間に作り上げた。

ノート代わりの石板や算数に使う竹ひごなど、多くの補助教材を用意。


踊りや歌も導入して、子どもたちが楽しめる魅力的な授業を行った。
その結果、公立小学校に通える児童がBRACの寺子屋を選ぶまでになった。




「創設者のファザル・アベド氏は英国の石油メジャー、シェルの出身。
マネジメントに長けたビジネスパーソンだ」。
バングラデシュに詳しい、国際協力NGOセンターの大橋正明理事長は言う。

00年代から立ち上げた営利企業が安定的に収益を上げているのも
のためだろう。



00年代以降は、アフガニスタンなど海外にも展開。
一般に財源、人材の余裕がないアジアのNGOにあって、
自国以外に展開することは異例だ。


欧米のNGOがりーダーシップを取ってきたパラダイムが変わった。
BRACのほうが先進国よりコストが安く、宗教、文化が似ており、
途上国での活動のポテンシャルは大きい」(下澤教授)。

その存在感は拡大の一途をたどっている。

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