アクセスカウンター出会いアクセスカウンタ
出会いテレクラメル友出会いテレクラ・ツーショットダイヤルのハニートーク無料出会いチャットレディメル友掲示板ペットアイテム出会い系無料

2014年1月18日土曜日

島で生きる ‐交通手段の大切さ‐


【ちぇれレポート】

今日、モノゴールのスタッフに連れて行ってもらい「ディグリバート」という村へ行きました。
湖に浮かぶ、「島」にある村です。

****************************




大きな船着き場から、モーター付きボートで15分くらいのところだった。
電気は陸から通ってはこない。そのかわり、ソーラーパネルがあった。
約80家族が暮らすこの村は周囲をカプタイ湖に囲まれた島である。
お寺の講堂のようなところで老若男女50人くらいの人が集まってミーティングが始まった。

以前ここをイギリス人の男性がチャクマ族の友人つながりで訪れた。
何かできることはないかということを話し合い、ボートがほしいと頼まれたそう。
彼の予算で70人から80人乗りのボートは完成した。予算は材料費、人件費含めて約4百万タカだった。
中断されていた時期を考慮しなければ約2カ月で完成した。
今日はそのボートを届けに行く日だった。

背景はこう。
この島には小学校はあるが、中学校からはボートで通うしかない。
現在、高校生、大学生、専門学校生約60人が、島の外の学校に在学しているが、
通学が何よりも問題である。
寄宿舎があるモノゴールにも今年2人が入学した。

モーターボートであれば片道15分の道のりを、
手漕ぎの小舟で約1時間かけて通うか、学校近くに寄宿する、もしくは寄宿者学校に入るしかない。
手漕ぎのボートは雨季のどしゃぶりが続く日はかなりの危険が伴う。

村人のミーティングでは、みんなで話し合いをもったあと、
このミーティングに参加したすべての人はみんなでサインをして、
7人で構成される委員会を作った(男性5人、女性2人)。
今後のマネジメントはこのボート委員会メンバーが責任をもつ。
必要になってくる実費としてガソリン代とボートを運転する人の人件費。
それらは、学校に通うために子どもが毎日ボートを使う家庭が
一ヶ月に500タカ(約650円)ずつ出し合うこととなった。


このボートのおかげで見込めるのは、生徒の通学のみではない。
村人の生計は主に漁と農業。採った魚や野菜や果物は、村で食べる分を除いて、町まで売りに行く。
それが唯一の現金収入。稲作に適していた肥沃な土地は、
カプタイ湖の下に沈んでしまったので、米は主流ではない。

野菜を売りに行くにも小さな手漕ぎボート、
もしくは料金を支払いどこからか借りてくるしかない。
すべて自給自足ではないので、1週間に2回はお母さんたちが日用品を買いだしに行かなくてはならない。
その際も手漕ぎボートだった。

この村では、ボートによって多くの課題が解決され、
村人は自分たちの土地でこれからも暮らしていくことができる。
それも、家族、子どもたちも一緒に、コミュニティの中で。収入も向上するかもしれない。


なによりも、子ども時代の毎日を、
お母さん、お父さん、おばあちゃん、おじいちゃん、兄弟とともに地域で暮らす、
それは何にも代えられない宝。
町で小さいころから家族と離れて暮らしていては得ることのできない、
今までずっと続いてきた民族の伝統や生活の知恵を伝えていくのも、
次世代を生きる子どもたちの大きな役割なのです。

(バングラ支部:渡部)

0 件のコメント:

コメントを投稿