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2014年8月16日土曜日

キャバクラ巡りと教会に泊まる夜




3年前に浜松で出会って、今は東京に暮らすジャマイカ人の友人から、
浜松に寄る日があるから会おう!と連絡が。

バングラからの写真を見てて、
故郷を見てるようで涙がでるときがあったんだよ、
ありがとうってかわいいシャンプーセットをプレゼントしてくれた。


ジャマイカって日本ではあまり知られてないけど、
カリブ海の島のひとつ。

イギリス人たちが発見するまで誰も住んでいなかった島。
開発と農業のために西アフリカから奴隷を船で連れてきた。
彼ら奴隷と、白人の血が混ざっていって、いまのジャマイカ人がいるそう。

だから「アフリカの黒人のような真っ黒でもないし、白くもないでしょ?
わたしのずーっと先祖はきっと西アフリカの黒人奴隷で、どこかで白人の血が混ざってるから。」
とヴァネッサ。

植民地化のあとは英語が公用語だけれど、学校の外では民族語?を話すんだって。
文字のない、informal language. 
(どっかで聞いたぞ。苦笑)

でも富裕層は子どもにこの土着の言葉は教えない。
将来海外で働くときに役にたたないから。
でもヴァネッサはこの言葉が母語だし、大事に思ってる。

なんとなく知ってるつもりのアジアでも欧米でもラテンでもない
独特の文化の話はいつも本当に驚くことばかり。


カリブ海の島々の国では女性が強いんだって。
少なくともヴァネッサが生まれ育った地域では男の子より女の子が大切にされるし、
学歴も高い傾向があると。

女性の社会進出、
妊娠中絶の実態、
早期結婚の話、
シングルマザーの生き方、
結婚しないという選択への社会的な眼差し、
離婚について、
核家族化がもたらすもの…

20代のわたしたちは、なんだかそんなトピックについてたくさん話をした。


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そのあと、浜松の夜の街中を散歩してると「これはなに?」と指を差す彼女。


それはキャバクラの看板だった。
綺麗にお化粧したドレスの女の子がたくさん写っていて、ライトアップされてて、
1セット5900円とかって書いてあるやつ。

「5900円払えば、50分、男の人がこのかわいい女の子たちと楽しく話せるってことだよ。」

「え!?買えるの?あ、あそこにもある!」

「買わないよ。女の子が隣に座ってくれて、お店の中で話すんだよ。」

「それだけ?話すだけ?」

「お金払えばお酒も飲めるよ。」

「それだけ?」

「うーん、あとは女の子とかお客さん次第じゃないのかな。
同伴とか、もっとお金を稼ぐ方法もあるし。」

「選ぶの?あ!!あそこにも!」

「指名料っての払えば選べるんだよ。」

「いま店から出て来た人、すごく年いってるように見えたけど…」

「だって、年いってる人の方がお金もってるもん普通。
若者じゃなくてもお客さんくるんじゃないかな。」

「あの人、独身なのかあ。」

「いや、奥さんいて子どもいるお客さんも来るんだよ。」

「えっ!なんで?奥さんはここに来てること知らないの?」

「どうだろうね。知らない奥さんもいるんじゃないかなあ。」

「あそこは12000円って書いてあるけど、さっきのとこより高いね。」

「できることが違うんだと思うよ。風俗っていうのもある。
スーツ来たお兄さんがいるでしょ?
あの人たちが歩いてる男の人に声かけてキャッチするんだよ。」

「あ、ほんとだ。若い3人組が入ってったね。」

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こうやって、2時間くらい、ライトアップされて人でにぎわう街中を歩いた。
スナックとか、キャバクラがある通りを、全部歩いた。

「日本にこんな場所があるんだ…ジャマイカではこんなおおっぴらにはなってないと思う。」

「東京とか都会にはもっとたくさんあるよ。」

「どんな女の子たちが働いてるの?売られてくるの?家がないの?そんなに貧乏なの?」

「普通の子だよ。本当に普通の女の子たち。
これが本職の女性もいるし、大学生もいるし、バイトの子もいるし。
募集って看板に書いあるけど、住む場所を保証してくれたり、
託児があったり、日払いしてくれるってことで、
シングルマザーも働いていたりするよ。」

「…安全なの?未成年は?」

「だまされたりすることも少なくないって聞くよ。
未成年はほんとはダメだよ。でも、未成年を働かせる店もあるのは事実だよ。
検挙される店があとをたたないし、犯罪に巻き込まれることもニュースになってる。
わたしの友達で、女子高生たちがそういった事件に
巻き込まれないような社会を築く活動をしてる人もいるよ。」

「日本に来て3年経つのに、知らなかったなあ…
たぶん、外国人は知らない人ばっかだと思う。
おとなしくて控えめな、日本人のイメージとはなんか全然違うもの。」

夜の街をこんなふうに外国の友達に案内するのは初めてで、不思議な感覚だった。

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そして今夜はヴァネッサが通ってた教会に泊まることに。
韓国の教会で、泊めてくださったのも韓国人のご家族でした。


シャワーのあと「わたし、自然のものしか使わないの♥︎」といって、
化粧水と乳液の代わりに、レモン汁とオリーブオイルを顔に塗りたくって、
10時には寝てしまったヴァネッサ。笑


今日はヴァネッサにいろいろ考えさせてもらうことがあった。
明日はどんな1日かな。
おやすみなさい。

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